Ubuntu 10.04 desktop の環境設定メモ

Ubuntu 10.04 desktop の環境設定についてのメモ

情報が錯綜していてわかりにくいと思ったら、Ubuntu 7.04 から bash (デフォルトのシェル)の設定をしているファイル名が変わっていたようです。

要は、「 Ubuntu 7.04 で ~/.bash_profile のかわりに ~/.profile となった。ただし、~/.bash_profile が存在する場合は ~/.bash_profile を読み込む」ということになります。

Ubuntu 10.04 の時点でどうなっているのかわかりませんが、少なくとも Ubuntu 10.04 desktop のインストール直後は ~/.bash_profile は存在しません。bash での環境変数の設定は ~/.bash_profile で説明されていることが多いので、~/.profile に読み替えておけばよさそうです。

なお、どちらのファイルもドットファイル(隠しファイル)ですから、ls -a や ls -al としないと表示されません。

環境変数にパスを通す方法は、一旦シェル変数に設定して、export で環境変数へという手順のようです。 ~/.profile に書き込んでしまう場合は、ファイルを修正して、 source ~/.prifile

実際にローカルの仮想マシンで書き換えたのは、gedit で ~/.profile の末尾に次の4行を追加

PATH=”$PATH:/home/makisima/texlive/2010/bin/i386-linux”
MANPATH=”$MANPATH:/home/makisima/texlive/2010/texmf/doc/man”
INFOPATH=”$INFOPATH:/home/makisima/texlive/2010/texmf/doc/info”
export PATH MANPATH INFOPATH

export の行を忘れると環境変数に反映されません。なお、それぞれのパスはインストールの都合上、標準的でないパスにしてありますのであしからず。ファイルを書き換えたら、

source ~/.profile

です。

最近の Linux ディストリビューションは環境設定を特にしなくても、それなりに動いてしまうところが便利でもあり、落とし穴でもありですね。

(2010.11.15)