仮想マシンに LAMP を入れる tasksel

ローカルな仮想マシンに LAMP を入れます。LAMP は Linux、Apache、MySQL、PHP ですね。

ホストは Windows 7 Ultimate、VirtualBox で Linux は Ubuntu 10.04 desktop です。個人でローカルに動かして試すだけなら、Ubuntu server よりも desktop にサーバを入れたほうが日本語等の扱いが楽だと思います。試しに Ubuntu server を入れるなら、まずは英語にしておくのが無難です。

なお、以下、セキュリティは考慮していません。

tasksel で一括インストール

Apache、PHP、MySQL については順に一つずつインストールしてもかまいませんが、tasksel コマンドを使えば、一括で入れることができます。ターミナルで、

sudo tasksel

で、ソフトウェアの選択画面が出るので、上下の矢印で項目を移動し、

[*] LAMP server

にスペースキーでチェック [*] を入れます。[tab] キーで <了解> に移り、[Enter] 。

MySQL の root のパスワードを求められるので入力します。

あとは放っておくとインストールされます。

cf.

動作確認

Apache

Apache (httpd) は Firefox を立ち上げて、http://localhost/ にすると 「It works!」と表示されます。

その index.html は /var/www/ にあります。

ユーザ名が USERNAME なら、

cd /var/
sudo chown USERNAME -hR www

などとしておくとよいかもしれません。

PHP

taskset でインストールした場合(個別にインストールした場合も)、直後はまだ apache が PHP を認識していないので、再起動します。

sudo /etc/init.d/ apache2  restart

適当につくった PHP ファイルを実行させてみます。たとえば、

<?php

print(“hello\n”);

?>

を /var/www/hello.php と名前をつけて保存、ブラウザで URL に http://localhost/hello.php を指定すると、hello と表示されます。(上の例をコピー&ペーストするときは、二重引用符「”」のコードが書き換わっているかもしれないので、半角英数の通常の二重引用符で上書きすること)

環境設定一式を眺めるなら、次のような PHP が実用的です。ただし、セキュリティ上あぶないので、外部には公開しないことが前提です。

<?php

phpinfo();

?>

cf.

phpMyAdmin

MySQL を管理するのに phpMyAdmin をインストールします。

sudo apt-get  install  phpmyadmin

しばらくすると設定をきかれるので、

自動再設定をする web サーバ: [*] apache2

を選択。

phpmyadmin のデータベースを dbconfig-common で設定しますか? <はい>

<はい>を選択。

データベースの管理権限を持つユーザのパスワード:

パスワードを(複数回)入力。

apache を再起動します。

sudo /etc/init.d/ apache2  restart

ブラウザの URL に

http://localhost/phpmyadmin/

と入力すると、phpMyAdmin のログイン画面になります。上述の root のパスワードで入れます。ちなみに、information_schema、mysql、phpmyadmin の3つのデータベースが作られた状態でした。

cf.

(2010.11.10 – 2010.11.11)

このメモは Ubuntu 10.04 desktop の環境ですが、Ubuntu desktop 11.04 日本語版でもほぼ同じでした。(2011.8.9)

(2011.8.9) (一部修正・追記)