安価な望遠レンズで太陽を撮影してみた ではマニュアルレンズを入手しましたが、EOS Kiss Digital Nではカメラ本体のフォーカスエイドが働かないため、焦点を合わせるのに苦労します。
どうにかならないのだろうかと思っていたら、工作で解決した方がいました(No.83)
こちらのサイトはおもしろくて見入ってしまいました。
ほかには、デジボーグのAF化をされている方々もいて、その中に
- デジボーグ >> フォーカスエイドを使うMFボーグ
という記事がありました。それによると、EFレンズをエミュレーションしてくれる Focus Confirmation Chip なるものをベラルーシの Peleng8.com で販売しているとのこと。
詳細を見ると、オリジナルは V. Lushnikov さんと書いてあって、ロシアの Victor Lushnikov さんというようです。
- Сайт Виктора Лушникова(Lushnikovさんのトップページ)
- Одуванчик Canon, Olympus (Dandelionのページ)
ロシア語が全く読めませんが、機械翻訳してみると、確かにこの方が開発者のようです。2008年には第4世代の Dandelion になって、チップをカメラから設定(プログラム)することができるようになっています。
AF Confirm Chip、AF Dandelion とか、日本語ではタンポポチップ(Dandelion=タンポポ)で検索に引っかかってきます。EOS などを付加すると各マウントに合わせたチップが絞り込まれます。ロシアの開発元本家以外でも各地で販売されていますが、2012/7 現在、だいたい20ドルあまりといったところでしょうか。送料別として、2千円未満で買えてしまうことになります。ハードオフのジャンクレンズでも動作品は千円しますから、部品取りと工作のコストを考えると、作るより海外から買ってしまったほうがよくなってしまいます。円高の影響はこんなところにも現れてくるんですね。
いっそ、EOS の EF マウントの通信プロトコルがわかればフルコントロールできるのでしょうが、解析結果はなかなか見つかりません。比較的よくまとまっているのは、
モトローラのSPIです。ただし、EF232 Lens Interface Protocol Definition というのは、Birger Engineering, Inc.のCanon EF Lens Adapterに対するプロトコルなのではないかと思います(未確認)。
(2012/7/4)