おもしろい本でした。2011年11月の出版で、タイトルはあちこちで見かけていたのですが、タイトルで敬遠していました。
「中国化」というのは(世界で初めて)宋の時代に始まった近世(~現代)の社会システムのことです。日本はそれを拒んで江戸時代化の道を進んできた。そしていま日本と世界は… といった具合に歴史を解釈しています(合ってる?)。
内容が詰まっている割には語り口が軽妙なので、ニヤニヤしながら読めてしまいます。大量の出版物のツマミ食いという面もあって、この段落は誰かが本で言ってた内容に近いな…と思うと、カッコでその本の著者と題名が書いてあったりします。
私の知識は高校の世界史(西洋史&マルクス主義に偏りあり)で止まっているので、なるほど~、そういう見方ができるのね~、と新鮮でした。私は「中国化」ではない道も何かあるんじゃないのかなと期待したいんですが、どうなんでしょうね?
與那覇潤、「中国化する日本 日中「文明の衝突」の一千年史」、2011、文藝春秋。話題になっただけあって面白かった…内容なのか語り口なのか。再江戸化から中国化へ、歴史の終り。興味深い本だが、過去の解釈がそのまま未来にならないのは、世界が熱狂したマルクス主義が例になるかな。
— マキシマ (@libra_makisima) 2014, 1月 14
與那覇潤、「中国化する日本 日中「文明の衝突」の一千年史」、2011、文藝春秋。話題になっただけあって面白かった…内容なのか語り口なのか。再江戸化から中国化へ、歴史の終り。興味深い本だが、過去の解釈がそのまま未来にならないのは、世界が熱狂したマルクス主義が例になるかな。
— マキシマ (@libra_makisima) January 14, 2014
(ツイッター側でツイートの埋め込み方が変わったのか、WordPress側の設定が変わったのか、単体でURL一行を書くだけでは表示されないようです。ツイッターの側で示されたコードも書き込んでみました。)
(2014/1/15) (Facebook への投稿を改稿)