投稿者: librarian

  • 安価な望遠レンズで太陽を撮影してみた(その2)

    安価な望遠レンズで太陽を撮影してみた の続きで、フォーカスの位置を確かめつつ太陽を撮ってみました。黒点の様子が前回と変わっています。

    太陽 2012/7/4 16:57 JST。3 Beach 600mm。EOS Kiss Digital N。トリミング 太陽 2012/7/4 16:57 JST。3 Beach 600mm。EOS Kiss Digital N。ノートリミング

    2012/7/4 16:57 JST。Canon EOS Kiss Digital N。ND5.0。

    レンズは、

    • ・3 BEACH・ DIGITAL 60E 600mm F12 φ62・67mm T-MOUNT SYSTEM MADE IN JAPAN

    3 BEACH DIGITAL 60E 600mm F12 3 BEACH DIGITAL 60E 600mm F12 3 BEACH DIGITAL 60E 600mm F12、Tリング付き

    写真は、レンズ前面の標記部、Tマウントの状態、EOS用Tリングを付けたもの。

    (2012/07/04)

  • マニュアルレンズでフォーカスエイドを使えないか

    安価な望遠レンズで太陽を撮影してみた ではマニュアルレンズを入手しましたが、EOS Kiss Digital Nではカメラ本体のフォーカスエイドが働かないため、焦点を合わせるのに苦労します。

    どうにかならないのだろうかと思っていたら、工作で解決した方がいました(No.83)

    こちらのサイトはおもしろくて見入ってしまいました。

    ほかには、デジボーグのAF化をされている方々もいて、その中に

    という記事がありました。それによると、EFレンズをエミュレーションしてくれる Focus Confirmation Chip なるものをベラルーシの Peleng8.com で販売しているとのこと。

    詳細を見ると、オリジナルは V. Lushnikov さんと書いてあって、ロシアの Victor Lushnikov さんというようです。

    ロシア語が全く読めませんが、機械翻訳してみると、確かにこの方が開発者のようです。2008年には第4世代の Dandelion になって、チップをカメラから設定(プログラム)することができるようになっています。

    AF Confirm Chip、AF Dandelion とか、日本語ではタンポポチップ(Dandelion=タンポポ)で検索に引っかかってきます。EOS などを付加すると各マウントに合わせたチップが絞り込まれます。ロシアの開発元本家以外でも各地で販売されていますが、2012/7 現在、だいたい20ドルあまりといったところでしょうか。送料別として、2千円未満で買えてしまうことになります。ハードオフのジャンクレンズでも動作品は千円しますから、部品取りと工作のコストを考えると、作るより海外から買ってしまったほうがよくなってしまいます。円高の影響はこんなところにも現れてくるんですね。

    いっそ、EOS の EF マウントの通信プロトコルがわかればフルコントロールできるのでしょうが、解析結果はなかなか見つかりません。比較的よくまとまっているのは、

    モトローラのSPIです。ただし、EF232 Lens Interface Protocol Definition というのは、Birger Engineering, Inc.のCanon EF Lens Adapterに対するプロトコルなのではないかと思います(未確認)。

    (2012/7/4)

  • 安価な望遠レンズで太陽を撮影してみた

    太陽(黒点アリ) 2012/7/2 14:38 JST。3 Beach Digital 60E 600mm トリミング

    金環日蝕 (2012/5/21)金星の日面経過(2012/6/6)の準備で太陽を眺めるようになったのですが、黒点が日々移り変わっていくのがおもしろくなってきました。高校の宇宙研究部のとき、昼間の太陽観測が嫌だったのはなんだったんでしょう…。ともかく、医者に、午前中(朝)の太陽を浴びなさいと指導されているので好都合です。強い光を浴びてから14時間後にメラトニンが増えて眠くなるリズムになるはずだという話ですね。

    太陽を浴びるのはいいのですが、遮光プレートや遮光フィルタごしでも、あまり太陽を凝視したくはありません。屈折望遠鏡に太陽投影板を取り付けて観察・スケッチするのが無難ですが、望遠鏡は持っていません。古めのエントリークラス一眼デジカメ(EOS Kiss Digital N)にキットレンズ(18-55 mm)やマクロレンズ(60 mm)では写る太陽が小さくて、ときどき現れる大きな肉眼黒点がやっとわかる程度です。双眼鏡にコリメート撮影もなかなかうまくいきません(これはたぶんやり方が悪いんでしょう)。

    EOS Kiss Digital Nの撮像素子はAPS-Cサイズで、22.2 × 14.8 mmです。太陽の視直径は約0.5°なので、焦点距離÷100くらいの大きさの像になりますから、焦点距離1000 mmで太陽がφ10 mmになって、素子の短辺14.8 mmにちょうどよい大きさになりそうです。1000 mmは無理でも、400 mmならφ4 mmで写真の2/3弱の大きさにはなります。少なくとも、手元にあるマクロレンズの60 mmでφ0.6 mmの太陽よりはずっとよいはず。

    CANON純正の400 mmはおいくらかなというと、価格.comで EF400mm F5.6L USM、最安価格(税込):¥137,200 だそうです。高嶺の花ですね。シグマやタムロンでも400 mmや500 mmは最安値で7万5千円前後、中古でも手が出ません。

    もっと安いのはないかなと、EFマウント、400 mmで絞り込むと、価格.com – ケンコー ケンコーミラーレンズ 400mm F8 [キヤノン用] 価格比較 で2万円ほど。

    ミラーレンズってなんだろうと思ったのですが、反射望遠鏡をレンズ代わりに使うようなもので、シュミットカメラや反射屈折望遠鏡のような構造です。構造がゆえに、ボケがリング状になったり、AFでなかったり、カメラのレンズとしては使いにくいらしいのですが、もともと太陽(や同じ大きさの月)の撮影機材を探しているので問題なし。この値段ならと金環日蝕の少し前から購入を検討していたのですが、最低限必要なフィルター等に予想外の費用がかかったことや、常用しているズームレンズが壊れたり(☞ Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM レンズを分解してみる)、本体のセンサの写りがおかしかったり(☞ デジタル一眼の撮像素子(ローパスフィルタ)の掃除)、とても買う余裕がありませんでした。

    ミラーレンズを買うなら、同じような値段で天体望遠鏡のおもちゃが買えるのではないかと探したら、なくはないんですね。天体望遠鏡というと、大人の趣味なら数十万円から、入門用でもせめて十万円が予算かなと思えますが、用途を限定して割り切って使えば安物でもどうにかなるのではないかなと。「つるプラ」として有名な つるちゃんのプラネタリウムお手軽な天体望遠鏡を買っちゃおう を眺めたら、それなりに存在している様子。ミザールやケンコーは昔から望遠鏡を作っているので名前は知っています。散歩がてら最寄りのビックカメラまで行って激安モノの実物を触ってみましたが… 架台や三脚、ドローチューブのガタが、ほんとにがたがた。それ以前に、展示品、壊れてますね…。ビクセンのポルタ2(経緯台)くらいになると触った感触がよいのですが、5万円以上のクラスになってしまいます。激安品でがっかりするくらいなら、渡部潤一先生監修の「10分で完成!組立天体望遠鏡」(星の手帖社)1,580円や、コルキット「スピカ」天体望遠鏡工作キット(手作り望遠鏡) 2,625円のほうが評判がよいですし、改造する楽しみもありそうに思えてきます。丈夫な架台(三脚)があれば天体望遠鏡一式ではなく、安い鏡筒だけでもよいのですが、三脚も壊れていて買換えたいものリストに入っていたりします(笑)

    かくして、あーでもない、こーでもないとネットを眺めていたのですが、Made in Japan、スリービーチ製の超望遠ズームレンズというものを見つけました。

    スケッチ代わりに太陽を撮影するにはちょうどよさそうなスペックです。どうやら、スリービーチという会社、昔は天体望遠鏡やその自作パーツを作っていたところのようです。ネットで性能や使い勝手、評判を検索してみましたが、お値段相応のように見受けられました。数が出回っていないようで、中古価格は不明。

    数日後、遠くまで行った散歩のついでにハードオフを覗いたら、なんと、ガラスケースの中に 3 BEACH 600 mm がありました。3000円也。レンズの標記では

    • ・3 BEACH・ DIGITAL 60E 600mm F12 φ62・67mm T-MOUNT SYSTEM  MADE IN JAPAN

    ついていたのはミノルタのマウント。しかし、T マウント(ネジ)ですから、ビクセン製でもケンコー製でも、天体望遠鏡と一眼カメラを接続するTリングがそのままマウント変換アダプターになります。Tマウントというのはケンコーのミラーレンズの仕様を眺め始めてから私は認識した言葉ですが、かつてタムロンが開発したマウントだそうで、T2 ともいうようです。マウントというといかめしいのですが、φ42mmでピッチ0.75mmの細かいネジが切ってある、ただの筒です。天体望遠鏡で直焦撮影をしようとした人なら、名前は覚えていなくても、あぁ、あれか、とわかりますね。

    3千円でもしばらく迷っていたのですが、結局購入しました。Tリングも通販で手配。(薬代、サプリメント代と思えば安い、安いよ、たぶん…)

    梅雨時で太陽が出ない日が続いていますが、やっと試しました(2012/7/2 14:38 JST。3 Beach 60E 600mm、Canon EOS Kiss Digital N、ND 100000)。手元の三脚(と組込みの雲台)では、太陽を写真中央に入れるのは困難でした。軽くコツンとたたいただけで太陽が写真の外に飛び出すような感じです。さすが600 mm、35 mm換算で960 mm。太陽が 0.5 ° しかありませんから、頑丈で微動できる架台でなければそんなもんでしょう。

    太陽、2012/7/2 14:38 JST。3 Beach 60E 600mm、Canon EOS Kiss Digital N

    トリミングして太陽をいっぱいに拡大したのがページ上部の写真で、黒点がわかります。双眼鏡(8 × 42。アストロソーラー フィルター)で眺めたのと同じくらいには黒点が撮影できています。3千円のレンズでこれだけ写ってくれれば上出来です。

    マニュアルレンズだとわかっていて買ったのですが、カメラ本体側でフォーカスエイドが効かないのは盲点でした。EOS用のEF(EF-S)レンズだと、AF/MFのフォーカス切り替えスイッチをMFにしていても、焦点が合えば、ファインダーに赤いマークが出て、ピピッと電子音が鳴ります。そのつもりでいたら、本当のマニュアルレンズでは、カメラ本体で合焦判定をしてくれないので、赤いマークもピピッもないんですね。では、 レンズ側に距離目盛りがあるかというと、全くありません。Tマウントで各社のボディ・マウントに変換する構造上、どこが無限遠か決められないのは当然なのですが、目盛の線も印刷されていません。とりあえず、だいたいの見当を付けて目印にテープを貼り、フォーカスリングを少しずつ移動して、太陽黒点の写真を撮ってはPCに取り込んで拡大して、一番鮮明だったのがこの写真です。もう少し合わせ込めそうなのですが、途中で曇ってしまいました。機会を見つけて、

    などを参考に、再試行することになりそうです。

    マニュアルレンズでフォーカスエイドを使えないか に続きます)

    (2012/7/3)

    3 BEACH レンズの写真は、安価な望遠レンズで太陽を撮影してみた(その2) にあります。

    (2012/7/4 追記)

  • 海の日は伊豆 2012 宿決定

    今年も海の日の連休は伊豆下田の外浦海岸です。宿は去年と同じ伊鈴荘。

    海の日の連休

    (宿泊日) (人数) (参加者)
    2012/7/14 (土) 大人4人 (K, A, M, S)
    2012/7/15 (日) 大人3人 (K, A, M)
    2012/7/16 (海の日) (発)

    料金: 10,500(円/泊)

    バス付きの10畳の部屋らしいので、多少人数が増えても大丈夫ですね。15日はその部屋しか開いていないようでした。

    (昨年) ☞ 海の日は伊豆2011 宿決定

    (2012/6/21) (2012/6/27 修正)

  • Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM レンズの絞りユニット応急修理

    前回、Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM レンズを分解してみる では絞りユニットのフレキシブル基板(ポリイミドのケーブル)が切れかけていることを確認しました。

    EF-S18-55mm II USM の基板面、フレキシブル基板コネクタ配置

    写真は分解中なのですべてのフレキシブル ケーブルが外してありますが、絞りユニットにつながるフレキだけを外しておけば、設定上での絞り「開放」扱いで Err 99 にならずに撮影できます。分解して絞りユニットを取り出し、絞りの位置を好みの位置にしておけば、常にその絞りになります。Exif は実際の値ではなく開放で記録されます。

    それではおもしろくないので、フレキをバイパスして繋いでみました。

    前回の分解では前玉と、後玉・絞りユニットとを組み立てるときの位置がわからなくて苦労したので、確認しながら分離しました。

    絞りユニット取り出し時の焦点距離。EF-S 18-55mm II USM

    焦点距離35mm付近で分離すると自然です。自重で一番短くなっているということではないかと思われます。

    分離の目印。EF-S 18-55mm II USM

    写真の中央右側、縦の溝(凹)に凸にはまっているところがあります。組立時はこれを組み合わせます。円周上に3カ所です。これはその3カ所のうち、前回「ストッパー」と称していた棒状の部品がネジ2個で固定される場所の近くです(凹凸の右の正方形に近い空間)。

    分離の目印。EF-S 18-55mm II USM 分離前の目印。EF-S 18-55mm II USM 分離の目印。EF-S 18-55mm II USM

    写真左上から中央に斜めに走る溝の先に穴が開いています。ここが 55mm のときに鏡筒側面に現れるネジとカラーの位置です。3カ所。

    分離の目印。EF-S 18-55mm II USM

    分離の目印。EF-S 18-55mm II USM 分離の目印。EF-S 18-55mm II USM

    組立上は同じ位置でも、焦点距離のリングやフォーカスのリングを左右に回すと違う位置になります。上の3つとその上の1つの写真は同じところですが、リングを左右に回しています。鏡筒の長さがふわっと変わる感触を手で憶えておきます。その範囲を超えて回すと、すかすかに回る位置が存在していて、その位置では組立できません。

    中程の縦のシャフトはオートフォーカスの超音波モータから駆動される軸で、ピニオンギヤを回転してラックを移動、フォーカスリングの回転になります。そのときのフォーカス位置を写真右のブラシでエンコード、フレキで基板につながります。

    後玉と絞りユニット。EF-S 18-55mm II USM

    後玉と絞りユニットを上に引き抜くと前玉から外れます。写真の中央上はAF/MF 切り替えスイッチの金具で、その反対側に絞りユニットのフレキが位置しています。

    後玉と絞りユニット。EF-S 18-55mm II USM

    絞りユニットと後玉を上に持ち上げると抜けます。(と書いていて、ひとつ上の写真のように分解しなくてもよかったのかな?と思えてきました。どんな構造だったかな……)

    右下のコの字の溝に、前回ストッパーと書いていた棒がはまって回転します。フォーカスと思われます。

    絞りは写真の下面にあります。フレキが切れかけているのがわかります。フレキの根本を見ようと絞りユニットのネジを外しましたが、一部がハンダ付け、残りは更に奥へと続いていました。フレキが切れたら絞りユニットごと交換する構造です。絞りユニットのフタのネジはネジ止め剤でロックしてあったので、ばらしてはいけないところだったのでしょう。手持ちのまますぐにネジを締めましたが、軸がずれたかもしれません。ということで、写真はありません。

    どうしたものかと考えていましたが…

    を読んだらできそうな気がしてきました。

    絞りユニットの切れかけたフレキのパターンを露出、予備ハンダ。EF-S 18-55mm II USM 絞りユニットの切れかけたフレキのパターンを露出、予備ハンダ。EF-S 18-55mm II USM

    フレキはポリイミドの基板に銅箔のパターンが載り、その上に絶縁のコートがしてあります。銅箔を露出させればハンダ付けできるということだったので、デザインナイフの先端でがりがりこすってみました。慎重にやっていたら、銅の表面が現れ、ハンダ付けできそうなほどの面積になりました。予備ハンダしたらハンダがきれいに載ったので、これなら細い電線をパターンにハンダ付けできそうだという感触を得ました。

    ショートしないように位置をずらしながらパターン3本分、ちぎれた前後の2カ所ずつ、計6ヶ所を露出させました。無計画にやったので位置がめちゃくちゃですが、もし次があるなら、ケーブルの長さに合わせて位置決めします。また、絞りユニットから遠い側の金具の手前は、レンズの長さに合わせて可撓、屈曲します。それを無視してしまったのは失敗でした(後述)。

    絞りユニットのフレキを板に仮止め。EF-S 18-55mm II USM  絞りユニットのフレキをワイヤーでバイパスしてハンダ付け。EF-S 18-55mm II USM絞りユニットのフレキを板に仮止め。EF-S 18-55mm II USM  ラッピングワイヤー AWG 28

    かまぼこの板に仮止めして、ワイヤーをハンダ付けしました。φ 0.32 mm、AWG 28 のラッピングワイヤーがあったので使いましたが、これでも太くて大変でした。フレキのパターンが細くて見えないので、近眼用のメガネを外し、保護メガネをかけて目を近づけてやっと見える程度。拡大鏡(顕微鏡)で見ながら作業する大きさですね。

    ピンぼけしているのでわかりにくいですが、ハンダ付けはお恥ずかしい状態です。ワイヤーにはコイルの細い線をほどいて使うのが入手容易だそうです。壊れかけのダイナミック イヤホンでもあればよかったんですが。自分でコイルを巻く人なら細いワイヤーを持っているんでしょうね。

    フレキにバイパスのワイヤーハンダ付け、アセテート粘着テープを巻く。EF-S 18-55mm II USMアセテート粘着テープでフレキを固定。EF-S 18-55mm II USMアセテート粘着テープ

    ハンダ付けしたところはアセテート粘着テープでくるみました。さらにそれを絞りユニットに貼り付けました。(2番目の写真は、くるむ必要を感じる前に直接貼り付けたもの)

    このあたりになってくると、疲れてきて手抜きのオンパレードです。

    応急修理した絞りユニットのフレキを組み付け。EF-S 18-55mm II USM 応急修理した絞りユニットのフレキを組み付け。EF-S 18-55mm II USM 応急修理した EF-S 18-55mm II USM

    応急修理したフレキシブル ケーブルを鏡筒に組み付けました。焦点距離 24 mm以下になると、ハンダ付けしたところが屈曲部になってしまいました。もっと根本のほうでハンダ付けすべきでしたが、あとの祭り。24 mm 以下の広角側でも力を込めて回すと使えるのですが、ハンダ付けのところに無理なストレスがかかるので、一応、ぱっと見でわかるように目印のテープを貼り付けてあります。24 mm より望遠側は比較的機械的なストレスが少なそうです。

    組み直してカメラに取り付け、絞りをいろいろな設定にしましたが、Err 99 も出ず、動作としては正常に撮影できています。かなり無理な応急修理なので動かなくなる日も近いでしょうが、代替レンズを入手するまでは使えそうです。

    分解・組立中にレンズを触ってしまったりゴミがついたりしたので、デジタル一眼の撮像素子(ローパスフィルタ)の掃除 のような用具でレンズを拭いて組み立てました。光軸が多少ずれているかもしれませんが、内部構造のガタを考えると許容範囲ではないかと期待しています。光学性能が元通りになったかどうかは未確認です。

    以上、自分用の備忘録でした。(このメモ書きをご覧になって何が起ころうと、私は関知しませんのであしからず。まねするかたもいないでしょうが、念のため)

    (2012/6/17)

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