9月21日に通過した台風15号で関東の鉄道は麻痺状態になりました。これだけ雨が降れば荒川も荒れていたことだろうと二日後に見にいきました。
埼玉県北本市と吉見町を結ぶ県道33号線、荒井橋の上から荒川の上流方向を見下ろした様子です。右が北本市荒井。二日後でも川の水が茶色く濁り、増水していました。河川敷までは水が来ていませんが、草が流された様子からして、台風のときはかなり上まで水が来ていたことがわかります。木も水没しています。
荒井橋の上流側には冠水橋の高尾橋があります。吉見町側から北本市高尾を眺めています。左が荒川上流、右が下流。既に台風12号で破損、通行止めになっていましたが、台風15号で流木や枝が橋に打上げられています。橋の手前のポールにも枝や草が絡まっているので、この辺はすっかり冠水していたものと思われます。
上流、鴻巣のほうに向かって河川敷をいくと、田んぼが広がっています。東京フライングクラブ飛行場の近くでは、ツバメが群れていました。
道の一部は水浸しのままでした。右側に水路のようなものがあります。進んでいくと、ポチャン、ポチャンと蛙が飛び込むような音がします。
その水路、かなり蛇行しているので、昔の川筋ではないかと思います。ホテイアオイがたくさん咲いていました。全体像の写真は不法投棄の大型ゴミだらけになるので、略…
鴻巣市と吉見町の間は日本一の川幅を誇ります。県道27号線の御成橋のすぐ上流側には、冠水橋の滝馬室橋があります。御成橋の上から見えますが、乗用車は渡れない細い橋です。上流側の青い流木よけ(?)には枝が引っかかっていました(役目を果たしたようです)。
滝馬室橋と高尾橋の間にはもう一つ冠水橋があります。桶川のほうにも冠水橋があるので、どれも水没していたのでしょうね。
大雨のあとの荒川周辺は、いつもとちょっと違った風景で探検気分になります。
(2011/9/23)