船の科学館が閉館する(本館と羊蹄丸展示の休止)とのことで、(たぶん)数十年ぶりに行ってきました。ゆりかもめに乗るたびにいつか観ようと思っていたのですが、結局閉館の二日前、2011/9/28 になってしまいました。秋分の日の連休はすごい人出だったそうです。混雑を避けて平日にしたのですが、友人のU君も付き合ってくれました。
羊蹄丸の中にはディーゼル機関車 DE10 や客車の スハフ44 もありましたが、それを含めてテーマパークのように改装されていました。東京都区内まで千数百円という料金表の時代の様子を蝋人形で再現していたようです。
南極観測船 宗谷の中は、ほぼ当時のままに展示されていました。小さくて狭くて、ご苦労がしのばれます。
船の科学館前には帆船の日本丸が停泊していました。ちょうど戻ってきていたようです。(海・船デイリーニュース 2011年09月28日)
展望塔は 50 m くらいあるのでしょうか、ぐるり 360° を見渡せます。むかし、私が小さな頃にはレインボーブリッジもビル群もなく、茫漠とした荒れ地の向こうに堤防だけ見えていた記憶があります。品川あたりからバスで海底トンネルを通ってきたような気がします。
船の科学館は夕方5時まで。羊蹄丸の舳先の近く、岸辺のベンチからは、太陽が日本丸の向こうに沈むのが見えました。目で見るともっと明るくて、白い日本丸がくっきり見えていたのですが、携帯電話のカメラではダイナミックレンジが狭くて絵のようになりました。
(2011/9/29)