アクリル板・遮光板で天体・太陽撮影用にスポーツファインダーを作る(1)

工房 Emerge+ さんで太陽観望用のアクリル遮光板(カナセライト#9787)を扱うとのことで(「太陽を直接撮影できるアクリル遮光版の販売を開始しました! | 工房 Emerge+」)、カメラのスポーツファインダー兼用の遮光板にすると便利かも?と、デザインしてみました。

遮光板の特性は 材料料金表 | 工房 Emerge+ の「アクリル遮光板」のところにあります。日食関係の情報や溶接用の遮光ガラスの規格と見比べると、日食グラスとしては、やや明るめのほうかもしれません。

通常は夜間の星野写真、天体撮影でスポーツファインダーを利用することを前提に、アクリル押出透明2mmA5サイズの板をレーザーでカットしてもらい、視野の枠と、カメラのアクセサリーシューにはめる足を組み立てます。太陽撮影のときは、A5の枠に、A5の遮光板を重ねます。

大きさ・寸法は、EOS Kiss Digital N のセンサ 22.2 mm × 14.8 mm と、EFS 18-55 mm、EF 60 mm に合わせました。高校レベルの三角関数でおおざっぱに計算すると、広角側 18 mm のとき、のぞき穴から枠までの距離が 15 cm で A5 より少し内側になるはずです。

  • 工房 Emerge+ でのレーザーカット用の図面

(この図を使いたい方はご自由にどうぞ。眼や機材への影響などは自己責任ということでよろしく)

アクリル押出 透明 2mm A5サイズ 1枚:¥150
レーザー加工料 A5サイズ:¥1,000 (ガイドライン割引)
アクリル遮光板 A5 サイズ 1枚:¥450
(2012/5/30 現在)

その他、消費税、送料です。別途 M2 や M3 のネジや接着剤、粘着テープなどが必要になると思われます。手持ち・差し替え・検討用にA4の遮光板も発注しました。

カメラのアクセサリーシュー周りの寸法は JIS で閲覧できます。( 日本工業標準調査会:データベース検索-JIS検索

  • JIS B 7101 「カメラの附属品取付座及び取付足」

シューにはめる足は規格上、幅 18.6 (-0.02, -0.2) mm 、厚さ 2 (-0.02,  -0.06) mm なので、 加工の目安は 18.5 mm、厚さ2 mm です。

やすりがけ、すきま埋め、接着剤盛り、粘着テープでぐるぐる巻き、割れて補修がお決まりのコースと思われますが、立体的に寸法間違えた!もありがちです。はたして組み立てられる設計になっているのかどうか。カットされたものが手元に来るまでわかりません(笑)

(2012/5/30)

追記: 組み立て ☞ アクリル板・遮光板で天体・太陽撮影用にスポーツファインダーを作る(2) (2012/6/2)

投稿者:

librarian

http://makisima.org/ の librarian です。マキシマ文庫=書斎 の主。

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